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ひゃくないろめがね。

ひゃくいろめがね【百色眼鏡】の意味 - goo国語辞書 - goo辞書 https://dictionary.goo.ne.jp/jn/187213/meaning/m0u/

 

「ボクが死んだ日はハレ」、ミミさんとひかるくんの別れの場面。

ミミさんが繰り返し見ていた世界の記憶が、一気に流れ込む場面。春夏秋冬。様々な季節と年月を乗り越えて、運命の日を迎えるまでの、二人の親子の思い出に溢れる場面。力強くて、せつなくて、でも愛しさと優しさでいっぱいの場面。

このとき、二人の世界がとてもセピア色に見えた。秋色がとても強い。元々の照明の色もあるのかな。あとは躍動感のある動きと歌で一気に表現していたのに、なんだかとてもゆっくり動いて見えました。

映画のフィルムのような、一コマずつちょっとずつ二人が動いていて、カタカタというか、カラカラ…そんな音が聞こえてくるような、そんな動きに見えたんです。

だから今でもあの場面を思い出そうとすると、コマ送りのような感覚がどこかでついてまわるんです。

…万華鏡?…よりはもっと連続で同じ動きが続いていて…って、はっきりとしたイメージは出来るんだけどそれをなんて呼ぶのかが分からず、でも子供の頃、それに近しい装置を作ったことがあるような、工作ブックの一ページで見かけたことがあるような…と思って検索したところ、分かりました。

 

アーテック ゾートロープでアニメーション 000859

アーテック ゾートロープでアニメーション 000859

 

 イメージとしてはこれくらい。紙コップで作ったりするブログも見かけた。

 

H62 ゾートロープ (水色)

H62 ゾートロープ (水色)

 

 おまけ。こんなかっこいいのもあるんだなー。

 

ちなみにこの「ゾートロープ」、回転のぞき絵…って日本語で書くとちょっと違うこと連想しちゃいそうになるけど(「のぞき」という言葉がうんぬん)、ギリシア語で「生命の輪」という意味があると知りました。

偶然かもしれないけど、親子が春夏秋冬を越えていくための最後の時間を、こんな風に受けとめられたのは、それほどに、二人の愛情が様々な形で心に届いていたからなのかな、と思いました。

だからもっと激しい炎のような世界を見た人もいたかもしれないし、透き通る水のような世界を見た人がいたかもしれない。そんな色んなイメージが、万華鏡みたいにきらきらと輝きもしながら、そしてひかるくんが広げた手のひらから、青空が広がっていくんだ――それはなんて素晴らしい、無償の愛なんだろうなと、改めて、大好きな場面を思い出すことが出来ました。

前回は楽譜が欲しい!って書いたけれど、ボクハレなゾートロープ、ほしいなあ。…絵はからっきしだし、工作も得意じゃないけれど、思い出を紐解く装置、ほしいです。

 

 

 

 

ここからはゾートロープとは関係ないけれど、連想ゲーム的にボクハレから思ったこと。

子供の頃に見えていた世界の話で出てくる、岩にはさまった小さな人間の話と、我らが立ち耳族の話から、「コロボックル物語」を思い出していて、作者の名前が佐藤さとるさんで、おおーーひかるくん名前の響きが先生と似てるーーってなりました。

コロボックル物語」、図書館でよく見かけすぎて、あまりにも身近すぎて、既に本当に読んだのかすら定かではないのですが、かおりさんとひかるくんの歌声を思い出しながら読んだら、また違う世界が広がるかなあ。

ボクハレを思い出して楽しむ方法、これからも見つけていきたいなあ、というお話でした。